日本人はとても断るのが下手くそ。 とくにまだ馴染みも浅い人間関係であればなおさらです。 恋愛初期の段階でも・・・ 『NOといったら嫌われるかな?』 と思い、なんでも相手に合わせがちなんです。 ここでとある例を話すと、 ある付き合って間もないカップルが居ました。夕食は何がいい?と男性に聞かれた彼女は 『なんでも良いよ』と答えました。 すると彼は『今日は寒いし鍋でもつつこうか?』というので、『うん!』と返事した。 ところが連れていかれたのはモツ鍋の店。 彼女は実は大のモツ嫌い・・・・ それでも『何でも良いよ』といった手前もあるし、彼が選んでくれた店だし、彼は『ここオススメなんだよ!とても美味しいよ』とか言ってるし・・・ここは我慢かな・・としぶしぶと行く。 彼に笑顔で『美味しい?』と聞かれる彼女。 当然彼女も笑顔で『美味しい!』と答える。
でも箸は進むはずもなく・・・ 結局彼女はNOと言えずに我慢したのです。 しかし、彼はといえば彼女の『美味しい』という言葉を真に受けて、その後も再三彼女に喜んでもらおうと、モツ鍋屋へ連れていく。 そのたびにガマンしてついていく羽目になる。 極端かもしれませんが、NOと最初に言えなかったために『実は・・・』と言うタイミングを逃してしまうというたとえです。でも多かれ少なかれこのようなガマンはあるのかもしれません。 しかしこういうガマンも最初のうちは良いです。 でもそれが重なってくると 『なんでこの人は私がガマンしている事に気づいてくれないの?』 『私の事をちっともわかってくれない!!』 『もう嫌い!』となってしまうのです。 NOと上手に相手にいえない人は、恋愛においても我慢している事が多い。相手を好きになることと、我慢する事がまるで同じ意味になっている。そうなれば恋愛も楽しいものであるはずがない。 むしろ人を愛する事さえ、我慢であると捕らえ臆病になってしまう。 我慢することも限界に達してしまえば、お互いケンカとなりその時にはモツ鍋がNO!ではなく、すでに相手がNO!になってしまうのではないでしょうか? あまりに相手を好きでいて、相手に好かれようと我慢してしまう。時には我慢も大事です!でもNOと言うべきときは上手にNOと言いましょう。とくに男心は鈍感です。女性の表情を見て悟れるなんて思わないこと!それよりははっきりNOと言ってくれよ!と思ってますからね。